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日本のクラブシ-ンの今後を考える~代官山AIRクローズによせて~

公開日: : 音楽 ,

 

2015年の終わりとともに14年の歴史に幕を閉じる代官山AIR。頻繁ではなかったものの何度か通ったダンスミュージックラバーとして、別れを告げたい。そんなわけで久々に行ってきました。思い出を振り返りつつ、今後のことを考えてみました。
 
01
 



  
 

東京で初めて行ったクラブ

実は東京でのクラブデビューがこのAIRでした。
就職で上京してきた2007年。GWに息子の様子を見に上京してきた両親を部屋に残し、23時過ぎに1人でAIRへ向かいました。当時はスマホも無かったので、渋谷駅に降りてからはメモした住所を探して桜ヶ丘近辺の住宅地をウロウロしたのを覚えています。
 
その日はDanny Krivitがプレイ。GWということもあってけっこうお客さんが入ってました。それまで行ったことあったのが札幌のPlastic TheaterやPrecious Hallだったのでそこにはなかった賑やかさやきらびやかさを感じ、「これが東京か!」と思ったものでした。
 
このときから8年経ちましたが、行ったのは5回くらいでした。フロアの構造がそんなに好きじゃなかったです。それに好きなDJはYellow(eleven)に出ることが多かったという理由も大きかったですね。ただ、Yellow系のDJも出演していたし、elevenがなくなった後の大御所たちの受け入れ先はAIRしかないと思っていました(実際そうだった)。
 

ラストAIRは師匠

正直、AIRの大ファンだったわけではありませんが、東京で初めて訪れたクラブという思い出の地だったので、お別れはしときたいなと。
 
そこで選んだのが、
 

 
私のDJの師匠の一人、Timmy先生でした。毎年恒例の年末ツアー、前にelevenで観たのが3年前。時間が経つのは早いですな。
 
0時に会場入りすると、Opening ActのDazzle Drumsがプレイ中。
 
07

上からフロアを見下ろせる吹き抜けの造りはここの魅力ですね。ミラーボールに照らされたフロアでの人のうねりを観てるのは楽しいです。なので、少し上から眺めてようかなと思ったら聴き慣れたイントロ…「This Time」!
 

 
すぐにフロアに降りて踊ってしまっていました。やられたw
 
04
 
その後もTimmy登場にピークを持っていくための選曲でフロアを温めていた2人。Timmyへのリスペクトを感じたナイスプレイでした。
 
 
そして満を持しての主役登場。

のっけから飛ばしておりました。序盤、得意のロングミックスから聴き慣れたメロディ…!
 
「I wish I wasn’t」

 
胸熱でした。Dazzle Drumsのときには8割の入りだったフロアもあっという間にギュウギュウの状態に。
 
プレイは愚直なまでに重くて速いロングミックス。その中にネタ的な感じで歌モノを混ぜていきました。寡黙なTimmyですが、曲のピークポイントでかけるエフェクト使いの際の
 
03

この恍惚の表情がとても凛々しくて心をギュッと掴まれます。
 
が、私クラブ活動は1年のブランクがあったので2時過ぎにはカラータイマーが鳴り始め、夢見心地で聴きながら踊ってました(危険)。
 
なんで、Timmyがプレイする定番曲もガンガンかかってたみたいですが記憶がなく…(何度も聴いてるけど「THE BOSS」「Any Love」は聴きたかった)、ちょっともったいないことをしましたが、おそらくハイライトだったこの曲のプレイには立ち会えました。
 

 
AIRの魅力の一つでもある、ブースを後ろから眺められるスポットで聴いてましたが、このときの多幸感はヤバかった。
 
05

そして、クールなTimmyが声を上げて乗っていたんです。この曲大好きなんだなぁ。
 
その後も無意識と意識の狭間でフラフラ踊りながら、家庭の事情で6時過ぎに離脱。結局Timmyは12時過ぎまでプレイした模様。さすがっす。
 
師匠の新譜、まだ買ってない…

 

※てか、↑これでは全然レポートになってないですね・・・と思ってツイート漁ってたらオーラスで完走した方の素晴らしいレポートを発見したのでご参照ください。
Timmy Regisford 「Shelter Japan Tour 2015」(@代官山air 2015/12/26)|Mix Tape Troopers
 

Yellow系譜の消滅、今後はどうなるんだろう

02
07年に上京してきて翌年にYellowがクローズした。2回しか行けなかったけど、ハウスを中心とした音楽を真剣にプレイするDJとそれを全力で楽しむ人たちが集う聖域という印象を受けた記憶があります。
 
その後、DJと音楽のことをどんどん知るうえでハウスの魅力にハマり、音を体感するためにYellow跡地のelevenに通うようになりました。
また一つ好きな場所がなくなった~西麻布elevenクローズによせて~
 
そのelevenがなくなったときも、僕の好きなDJたちの受け入れ先としてはまだAIRがあると思っていたので心配はしていませんでした。
 
ただ、今回AIRがクローズしたことでTimmyらレジェンドたちが東京でプレイするハコはあるのだろうかと心配です。VISIONが妥当なんですかね?あそこはちょっとなんかなぁ。リキッドルームは好きだけど、ライブもあるから毎回は使えないだろうし。けっこう気になるところです。
 
てか、インバウンドの波が来ててオリンピックまで5年を切っててという現状において、クラブがなくなっていくこの状況は悲しいです。「とはいえ、やはり若者のクラブ離れが大きいのかなぁ」と思ってはいたんですが、今回久々にクラブに行ってそうでもないと思いました。
 
若い人、けっこういました。飲み会からハシゴしてきた感じのメンズや「夜遊びYeah!」みたいなギャルもいたりで賑やかでした。一方で30代、40代の人たちも少なくなかったです。僕自身もTimmyを観るのは5回目なのでフロアでしか会うことのない顔馴染みの人もちらほらいました。
 
いろんな人がいましたが、フロアに出ちゃえば関係ないんですよね。Timmyのプレイで踊って歓声を挙げて拍手をする、この知らない人たちとの一体感がクラブの最も素晴らしい魅力なんだなと実感しました。だから、こんな体験ができるクラブはもうなくなってほしくないし、新たなハコもできてほしいなと切実に願う次第です。
 
 
というわけで、あまり思い入れは強くありませんでしたが、こうしてAIRとお別れをしてきました。31日のクロージングパーティーにはENMAとDerrick Mayが出演するようで、この日以上の客入りになりそうですね。
 
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DERRICK MAY × DJ EMMAが熱狂へ導くAIRグランドフィナーレ
 
 
14年間お疲れ様でした。
 
 
おしまい

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