さすがにクラブでプレイすることはなくなりましたが、家ではちょこちょこやってます、DJ。
前回書いたDJネタが地味に好評で感謝です。(「ターンテーブル 修理」で検索2位)
ターンテーブル(Technics SL1200)を自力で修理してみた(ケーブルのはんだ付け)
DJ同志たちの役に立っていたら嬉しい限りです。今回はDJDIYシリーズ第2弾をお送りします。
※経緯をすっ飛ばして台の制作過程を読みたい方はコチラ(ページ内遷移)
すべてはCDJを譲り受けたところから始まった
事の始まりは昨年末にもらった先輩のメール。
「CDJいる?」
いるいるー!前から欲しかったけどなかなか買えずにいたので即答しました。
「オークションで売るくらいならちゃんと好きな人にあげた方がいいなと思って」
先輩泣かせます。本当に感謝。
後日、届きました。
DENON!渋い!
そして大きい。PioneerでいうところのCDJ-800,1000くらいでした。
置くスペースがないわけで
譲り受けたのはよかったんですが、大きな問題が立ちはだかりました。
置くスペースがない。
すでにスピーカー、タンテ、ミキサーで壁いっぱい。横には並べられない。
とすると、よくカフェとかで見かける台を置いてタンテの上のスペースを活用するアレを考えたわけです。
台を物色。
そうそうこれとか、
これとか使ってるの見たことありますあります。
ただ…高い!機材はともかく台に1万円以上使うのは抵抗あり。
もう少し見てたらこんなのも出てきました。
はいはい。これなら、2台買っても5,000円以内…ただ、これPC用なんですよね。
最近はMac使ってDJする人も増えてきましたもんね。気になるのは、CDJを置いて重さに耐えれるか。Mac Book Proの15インチが2kg、もらったCDJは6kg…これはアカンですね。
安定性も気になりました。ちょっとの地震でも落ちてしまうんじゃないかと。というわけで却下。
「CDJ スタンド」というところから離れて考えてみました。
安く、代わりになるものを探して
考えて思いついたのが、
よし、ニトリ行こう。
家具屋に行けばいい感じで置けそうなラックが見つかるんじゃないかと思って行ってみました。
が、なかなか見つからない。
100cmの幅で1段の棚、でもって10kg以上の負荷に耐えられるものなんてありません。
現状置いているスチールラックを刷新も考えましたがこれまた1万円近くかかるし、今使っているラックがもったいない。
と、困りながら見ているといけそうな棚発見!
伸縮可能で95cm幅までいけて、価格はなんと1,000円ちょっと!さすがお値段以上。
買って帰って早速設置。
置けたー!!…ただ、1週間後見てみると、
うん、すでにしなっていました。ミキサー含めると15kgくらいありますからね。負荷が強かった。
また振り出しに戻りました。
もう作るっきゃない
ニトリ棚は負荷に耐えられず却下になりましたが、あの置き方は良かったんです。
あとは棚の耐久性があれば…でも、スチールはなかった。。木なら!
というわけで作ることにしました。
まずは東急ハンズへGO。
初めて材木コーナー行きました。
スタッフさんに作りたい形と用途を伝えたところ、「その構造なら(板に)2.4cm以上の厚さがあれば耐久性は問題ない。」とのアドバイスを受けたのでその厚さの板を購入。
発注用紙にカットしてほしい寸法を書いてオーダー。
後日受け取りに。
しっかりオーダー通りカットされていて、「電動ドライバーがないので手動でネジを締める」旨を伝えていたので、穴も開けてもらいました。(カットと穴開けの加工費は1,000円ちょっとだったので電動ドライバー買うよりも安いです)
で、いざネジ締め。
開始から1時間後…
詰みました(´Д` )
どうがんばってもここからネジが回らない。。がんばって締めようとするもどんどん溝が削れてドライバーが回らなくなって(なめてしまった)しまいました。
ググって解決策を調べると、
こういうグッズが出てきました。ただ、買って手元に届くのに時間かかるし、ネジが回るようになっても最後まで締めれる保証はない。。。
さらに調べていると、こんなページに辿りつきました。
[ロイレンタル]|便利なサービス|ロイヤルホームセンター
工具の貸し出し!
そしてこのホームセンターが通勤途中の駅近くにあるという幸運にも恵まれ、電動ドリルを手にすることができました。
握力がなくなるほど回してもびくともしなかったネジたちがするする入っていく様を見るのはちょっと悔しかったですが、ものの数分で設置完了。
補強のために内側に金具を付けて完成。
おそるおそる設置して機材を置いてみると…
ピッタリ!そして安定感◎!
高さも30cmとったので、ターンテーブルの操作にもそれほど支障はなさそうです。
こうして1ヶ月に及ぶ理想のDJブース作りは幕を閉じました。
コストを算出
今回の制作にかかったコストをまとめてみました。
合計 | 7,408円 |
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木材(檜) | 4,937円 |
木材加工費 | 1,134円 |
木ねじ | 309円 |
補強用金具 | 288円 |
工具レンタル(1泊2日) | 740円 (会員入会費200円含む) |
最初は5,000円くらいで想定していたところからするとやや高くついたが、自分のブースにピッタリかつ安定感抜群の台ができたことを考えれば作ってよかったと思いました。
DJ機材ってかさばりやすいし、専用のものを用意しようと思うとそれなりにコストがかかります。
手を動かすからコストを抑えたいという方にはこんなDIYがオススメです。
CDJの操作に慣れたらミックス制作を再開しようと思います。
※過去に作ったものをいくつかMixcloudにアップしていますのでよければぜひ。
おしまい