音楽

Bloodthirsty Butchers 吉村秀樹氏を偲ぶ

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吉村秀樹氏の訃報を知ったのは16時頃だった。

bloodthirsty butchers

突然のニュースに動揺し、その後は仕事があまり手につかなかったのを覚えています。
頭の中では彼がやっていたBloodthirsty Butchersというバンドの曲が鳴ってました。
ちょっと想い出を振り返ってみたいと思います。



  

ライジングサンロックフェスで初めて知る

僕の大好きなフェス、地元北海道のライジングサンロックフェスティバルが誕生した1999年。
田舎の中学生だった僕は行きたい気持ちを堪えて開催翌月のロッキンオンジャパンのフェスレポートを夢中で読んでました。
 
当時、厨二病真っ只中の僕にとって出演バンドは激アツな豪華ラインナップでした。
そんな中、聞き慣れないバンド名が一つありました。それがブッチャーズでした。
なんでもキャリア20年(当時)のベテランバンドで、メンバー全員北海道出身(留萌市)、共演していた椎名林檎、Number Girl、サニーデイサービスが当日観るのを楽しみにしているという。
バンド名からして激しい曲を演るのかと思ってスペシャで放送されたダイジェスト版の映像を見ました。
「7月」という曲でした。
激しいとも言えるし、やさしいとも言える、感情を揺さぶる不思議な曲でした。


 
レポートで山崎洋一郎が、この曲の感想を書き表すことができないと綴っていたのも印象的でした。
 

「kokorono」を知り、好きになる

その後も「7月」がすごく心に残っていて、その曲が収録されている「kokorono」というアルバムが欲しくなりました。

が、残念なことに僕が住んでいた田舎では当然手に入らず、結局高校の修学旅行先の大阪梅田のタワレコで購入しました。それから10年以上経ちますが、いまだにウォークマンに入れて聴いています。
 
大学生になってから参加するようになったライジングサンロックフェスティバルでも何度か観ました。結局、最後のライブになってしまった2010年のパフォーマンスがいまだに目に焼き付いています。4人の噛み合った演奏、楽しそうにギターを弾き唄う吉村さん。
終盤に演った「8月」が素晴らしくて思わず泣いていました。


 
ドキュメンタリー映画がまたよかった。吉村さんの人間性がよく伝わってきました。

新譜を毎回買って聴くコアなファンではなかったけれど、ブッチャーズは好きでした。
だからニュースを知ったとき、あのライブ姿が見れなくなると思うとすごく悔しかったです。

 

アーティストを偲ぶということ

kocorono_01

もう、今より先が見れなくなるのは本当に残念です。
でも、彼らアーティストには作品という遺産があります。
 
故人にとって、亡くなった後も自分のことを想い出してもらえるということは嬉しいことだと思います。
僕はアーティストではないけど、もし僕がアーティストだったらきっと嬉しいです。
だから、僕は時々彼らの楽曲を聴いて思い出したい。
そして、彼らとの想い出を書き記し、共感されたいし、彼らのことをまだ知らない人たちに知ってほしいと思います。(そうなれば僕も嬉しい)
 
それが僕にとっての偲ぶという行いです。
吉村さん自身も楽しみにしていた新譜、早く聴きたいです。

 
どうぞ安らかに。
  
おしまい

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