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「MEDIA MAKERS」(田端信太郎・著)レビュー

公開日: : 最終更新日:2014/06/18

 

新年明けましておめでとうございます。
今年もトクログをよろしくお願いします。
 
新年一発目は本のレビューから。
(先月読んで書こう書こう思ってたら1月半ばになってしまいました)

 

MEDIA MAKERS




  

今回紹介するのは自他共に認める“メディア野郎”こと田端信太郎さん
初の著書である、「MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体」 です。
 
「そもそも田端信太郎さんって誰?」
という方はこちらの記事をご覧ください↓
R25からLINEまで。日本最強のメディア野郎 新世代リーダー 田端信太郎 NHN Japan 執行役員 | 新世代リーダー50人 – 東洋経済オンライン 

R25、Livedoorニュース、BLOGOS、VOGUE、GQ JAPAN、WIRED etc.
誰もが必ずは見たことのあるメディアに数多く携わっている人です。
現在はNHN Japanでこれまた有名なLINENAVERまとめに携わっている、生粋のメディア野郎なお方です。

 

概要

本書では、メディアとは何かという定義、そしてメディアがどのように成り立って現在に至っているかという経緯などを、田端さんの豊富な経験に基づいて述べられています。
 
田端さんご自身も本書内で述べられているように、メディアに直接携わっていない方も、メディアについて知ることが現代の生活において重要である(ためになる)と僕も思うので、オススメです。
以下、僕が読んでためになったポイントです。

 

メディアを定義してくれた

ここまでで既に乱発している“メディア”という言葉ですが、よく耳にする割には「メディアって何?」って改まって突っ込まれるとうまく答えられなかったりする言葉な気がします。
本書ではこの言葉を史実に基づいて定義してくれています。
 
メディア=送り手が受け手に伝達する際にその間を仲介する媒体
 
文字にしてみれば、「そりゃそうだ」ですが、大事なのは受け手に伝える手段ということですよね。
送り手の発信を受け手にいかに伝えられるかという点にメディアの存在価値があるんだなと読んで改めて思いました。

 

コンテンツを分類してくれた

僕のようなブログを書く人にはとても刺さったであろうパートが、このコンテンツの分類についてなんじゃないかと思います。
コンテンツ(=メディアの内容)を3つの軸で分類できることを解説してくれていますが、中でも、ストック⇔フロー型については僕もブログを書く上で意識していたことだったので、読んでとても納得しました。
 
要は時間軸によるところの違いで、
 
ストック型:時間が経過しても価値を失わないコンテンツ(例:源氏物語、スラムダンク)
フロー型:時間の経過とともにコンテンツの価値を失っていく(例:新聞、ニュース)
 
に分かれるということです。
このトクログでは、主にストック型のコンテンツ作成が多いです。
理由は、長く読んでもらえるからです。
ありがたいことにこのトクログに訪れるユーザー数は着々と伸びております。
皆さん、どこからやってくるかというと、大半が検索からいらっしゃいます。
これは本書でも述べられている、“今はまだ見ぬ誰かのためになる情報発信”を意識していたからこそだと思います。
 
一方で少なからずフロー型の記事もあります。
これなんかがその一つ↓
【テレビ】めざましテレビにとくダネ(小倉さん・天達)が浸食してきている件
 
昨年10月に小倉さんがめざましテレビに再侵略してきたことを見たその日のうちに書いた記事ですがw、公開後、1ヶ月半くらいはこのサイトの約9割の流入を担っていました。
今ではほとんど終息しています。
“鉄は熱いうちに打て”同様、“旬ネタは熱いうちに書け”ということを体感しました。
 
ちょっと脱線しましたが、要はこの2つのタイプを意識してコンテンツを作成することで、受け手にとってもためになるメディアになるということです。
 
ここのパートでもう一つためになったのが、 リニア⇔ノンリニア型という考え方です。
 
リニア型:最初から最後までを一つの流れで構成されているコンテンツ(例:映画)
ノンリニア型:流れにとらわれず、受け手がどこから見ても読んでも成立するコンテンツ
(例:辞書、雑誌)
 
に分類されるということです。
そう考えるとWEB上のメディアはほとんどがノンリニア型になることは納得です。
WEBメディアに携わる者として、これはありがたい再認識でした。
 
この考え方、音楽にもあてはめられるところがおもしろいと思いました。
アルバムや自身で作るプレイリストは複数の曲が集まって成る、ノンリニア型に思えますが、
THE BEATLES「Sgt. Pepper’s~」や椎名林檎「勝訴ストリップ」などの作品は、最初から最後までを一貫して聴くことで初めて作品として成立するリニア型なんだなと思います。
もっと言うと、僕が制作しているようなDJのミックスCDもれっきとしたリニア型なのだなと。
デジタル化=ノンリニア化は否めませんが、アナログな僕はこのリニア型を大事にしたいと改めて思いました。
(このことは改めて書きたいと思います)

 

ペルソナの重要性

上記のメディアの定義にもあるように受け手がいて初めてメディアは成立する、じゃあその受け手がどこにいるどんなタイプの人なのかという、ターゲットのキャラクター設定をすることがペルソナだと本書では述べています。
 
これは僕の実体験からも大事だと日ごろ感じていることでした。
この設定がしっかりしていれば、ターゲットユーザーに対して「このメディアは私に対して言っている!」というビビビ感が強くなりますし、エッジが立った個性的なメディアとして受け手に認知されます。
逆に設定があいまいだと、ターゲットユーザーの範囲は広がるかもしれませんが、“刺さり”が弱くなってしまい、受け手に伝わりづらくなる可能性があります。
 
メディアはいかに受け手に発信していることを伝えられるかという最初の定義を考えても、このペルソナを細かく設定することは欠かせないことなのだと思います。

 

 

「あ、そうそう、やっぱそういうことだよね」と思わせてくれた

上記のように聞き慣れないカタカナが所々出ては来るものの、全体的に「そうだよね」と共感できることが多かったです。
田端さんの経験や参考事例から、
なんとなくわかっていたメディアに関する色々なことを明文化してくれたことが、
僕がこの本を読む上で一番ありがたいと感じたことです。
 
(余談になりますが、田端さんもかなりの音楽好きで事例に音楽が出てくることやDJもされていたというエピソードが個人的には嬉しかったです。 )

 

SNSの普及により、誰もがメディアに携わるようになった今だからこそ、読んでおくとためになる本だと思います。

 

 

 

おしまい

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