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「クソジーコ問題」に見るメンバー社員が持つべきメンタリティ

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組織に属していると色々な問題が起きたりするわけで。そんな中に「クソジーコ問題」というものがあるそうで。この問題をメンバー社員の視点で見てみたいと思います。
 

zico

 



  

と言ってもジーコは悪くないよ!

freekick
「クソジーコ問題」はフリークアウトCOOの佐藤さんが名付けて以下の記事で発表したことでWeb界隈で話題になりました。
参照:経営における「クソジーコ問題」とは / 佐藤 裕介 | STORYS.JP
 
詳細は↑の記事を参照いただきたいんですが、ざっくり言っちゃうと上司が「あ~もう見てられん、オレがやる」とメンバーに任せていたはずの仕事を自分でやっちゃう現象のことです。
この現象をサッカーの元日本代表ジーコ監督に例えて、絶好の位置のフリーキックでベンチから「待て、ここはオレが蹴る」と出てくる様子で表現したのがネーミングの由来だそうです。
 

現役時代のジーコ↓ さすがはブラジルの10番。


 

だからジーコがクソだと言ってるわけではないので要注意。
 

これ、経営者じゃなくてもプロジェクトのリーダーとかやったことある人だったら思い当たる節があるはず。自分もあります。こうなっちゃうとメンバーはおもしろくない。「どうせおいしいところまた持ってくんでしょ?」的な。自ずと受け身になるし、上司も手が空かないから悪循環。たしかにその場は自分でやったほうが早いんですけどね。。

蹴る監督もだけど蹴らせるメンバーも悪い

佐藤さんは経営者側の視点で、自身がそのような状況を作ってしまったことを反省しています。その後は自分でボールを蹴らずにリーダー(ミドルマネジメント)に任せるようにしているようです。
 
自分が勤める会社でマネージャーとチームについて話したことがあります。そのマネージャーは自身が多くの場面でボールを蹴っていることを自覚しながらもやめられずにいました。次の言葉が印象的でした。
 
「正直、任せられる人がいないんだよな…」
 
聞いて思いました。たしかにクソジーコになってしまう上司も悪いですが、上司にボールを蹴らせてしまうメンバーも悪いなと。上司が出てこようものなら「ちょっと待て!オレがとったフリーキックなんだからオレが蹴る!」って言わないといけないなと。

大切なのはその仕事が自分事化できているか

まぁでも、なかなか上司に意見するってのは難儀な話ですよね。ただ、やっぱ「この仕事はオレのだっ!」という想いがあれば相手が誰であろうと意見すると思うんですよね。
 
仕事をやらされではなく自分事化できているかがポイントなのかなと。当たり前と言えば当たり前だけど、こうなってる人っていそうで多くない気がします。自分にも自分事化できているときとできていないときがあります。有り無しでパフォーマンスって経験上だいぶ変わってきます。
 
何より自分事化できていれば楽しくイキイキ取り組める。そんなメンバーには、上司も口出しはすれどボールを取り上げることはないんじゃないかな。
 

本田圭介は南アフリカW杯予選で、当時エースだった中村俊輔に「オレに(フリーキックを)蹴らせろ」と主張していました。最終的には俊輔が蹴ったけれど、本田は最後まで食い下がった。
 
(ミランに行ってもその姿勢を変えずに結果を出すところがこの人のすごいところ↓)


 

“ジーコにフリーキックを蹴らせるな”
 
この言葉をスローガンに主体的に仕事に取り組みたいものです。(今回は最後までまじめ)
 

 

おしまい

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