音楽

ミッシェルを名盤で振り返る②「Gear Blues」~解散から12年~

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10月11日はやっぱり特別な日です。気付けば4年連続でこの日にミッシェルのことを書いています。
 
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昨年から始めた名盤レビュー。2回目は4thアルバム「GEAR BLUES」です。
 

 



  

人生で初めて買ったレコード

この前作にあたる「Chicken Zombies」でミッシェルと出会い、ひたすら3枚のアルバムを聴き倒していた中2の頃。初めてフジロックを観て(テレビで)ライブパフォーマンスに衝撃を受け、
 


 
「G.W.D」のイントロのベースラインを人生初耳コピで弾きまくり、中学校の昼の放送で「スモーキンビリー」をかけて隣のクラスの担任に「やかましい曲やなぁ」とボヤかれたりとミッシェルにどっぷりと浸かっていきました。
 
その年の秋に出たのが「GEAR BLUES」。ミッシェルは毎回CDと同時発売でレコードを出していて、家にも親のレコードプレーヤーがあったので思い切ってレコードを購入。これがレコード初体験となりました。
 

好きな収録曲

レコード擦り切れるほど聴いたアルバムなもんで、ほとんどの曲が好きです。
その中でも3曲挙げるとしたら・・・以下ですかね。
 
・サタニックブンブンヘッド


 
最初に聴いたとき、衝撃を受けました。「サタニックブンブンヘッド」しか言ってないのにメチャクチャかっこいい。またドラムのイントロがたまんない。初めて行ったミッシェルのライブ「WORLD PHYCO BLUES TOUR」@ZEPP札幌(98.12.21)の1曲目がこれで、イントロでダイブが出て圧倒されたのを今でも覚えています。
 
もう一つ忘れられないエピソードがあります。「LAST HEAVEN TOUR」@ZEPP札幌(03.09.13)、ダブルアンコールの「世界の終わり」が終わって客電がついたときに使われていたのがこの曲でした。普通はそこで帰るのに誰も帰ろうとしない。それどころか合唱が始まってテンポが速くなるとことからはモッシュ大会。曲が終わった後の一体感がたまらなかったな。
 
・ボイルドオイル

 
最初に聴いたときはそれほど好きじゃなかった。中坊には上述の「サタニックブンブンヘッド」や「スモーキンンビリー」や「フリーデビルジャム」といったテンポの速い曲の方が魅力的に聴こえていました。ただ、歳を重ねるにつれこの曲のシンプルなギターリフ、踊りやすいテンポ、そしてウエノのうねるベースラインがツボになっていきました。「天国か地獄か知らねってんだ Love me tender ぶち込んでんだ」って押韻が好きです。
 
・ダニーゴー

 
この曲を初めて聴いたのはアルバム発売前のラジオで。ちょうどその日、熱があったので部屋で寝ながらNHKFM「ミュージックスクエア」を聴いてました。ゲストに出ていたのがミッシェルで、最後に紹介されたのがこの曲でした。イントロで大好きになりました。アルバムの中でもダントツで再生回数が多いです。高校の学祭のライブにコピーバンドで出たときのラストにもこの曲を演奏しました。ミッシェルの曲の中で一番好きです。ちなみにレコードに収録されているver.はCDとはちょっとだけ違っていて、そこもお気に入りの理由の一つです。
 

自分の厨二病時代を共に過ごした想い出の作品

入手してから半年は、ほぼこのアルバムを聴き続けていました。世間的にもミッシェルの存在を決定づけた作品とされていますが、この作品が醸し出す狂気にヤラれて夢中になっていたんだと思います。
 
gearblues
当時、中2で多感な時期ということもあって人間関係に悩むこともあったわけですが(恥w)、心の拠り所にもなっていたんだと思います。
今聴いてもこの黒さ、重さ、カッコいいです。
 

 

ミッシェルにどっぷり浸かった想い出の一枚、名盤は色褪せない。
 
 
おしまい

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