先日、日経MJを読んでたら思わず「え~~~!!?」と叫んでしまった。
ローソンは不採算店の改革に踏み切る。100円の商品を中心とする「ローソンストア100」の2割超に当たる約260店を閉店し、小型スーパー「ローソンマート」事業からは撤退する。
日経MJ 1/30号より
いやですね、私以前にローソンマートの記事を書いていたんですよ。
【検証】ローソンマートはセイコーマートのパクりなのか?
公開日こそ昨年5月ですが、お店に訪問したのは昨年2月、つまりは1年で撤退というはこびになったわけですね。
今回はローソンのこの決定について。
ローソンマートの概要
セイコーマートのパクりか検証するためにお店の現地確認したり本部に問い合わせたり色々調べました。ローソンマートはこんなお店でした。
- 生鮮コンビニ「ローソンストア100」の進化型店舗
- 店舗面積広め(ローソンストア100の1.5~2倍)
- 生鮮食品、総菜、低価格帯商品が豊富
- お店のキーカラーであるオレンジ色は「大地・実り・太陽」という意味
- セイコーマートのパクリではなかった
1号店に走って行ったりしてね。OPEN直後だったのもあって賑わっていたし、ひとり暮らしには嬉しい業態だなぁと思っていたんですが・・・
予想していた通りミニスーパーとバッティング
なぜ1年で撤退を決めたのか?
さきの新聞記事で以下のように書かれていました。
コンビニより価格は安いが、イオンの小型スーパー「まいばすけっと」などが80円台後半で500ミリリットルのペットボトル飲料などを販売。価格競争の中では中途半端な業態となっていた。
日経MJ 1/30号より
当たった!予想的中!!
…まぁ、厳密には違いますが笑(共存できると思った)
出店が重ならないように展開していけばいけると思ったんですけどね(ウチの周りはどちらもない)。配送や売上の問題で簡単にはいかなかったんでしょうね。1号店のようにガチンコ勝負になるとそりゃ分は悪いですよね。
スーパー型の次はドラッグ型だそうな
じゃあローソンマートはどうなるのか?
さきの新聞記事では以下のように書かれていました。
今回閉じる店のうち業態転換する約100店の軸となるのがドラッグストア型だ。27日にドラッグストア大手ツルハホールディングス(HD)と業務提携した。
〜中略〜
ローソンはツルハHD以外のドラッグチェーンや一般のオーナーによる出店を含め、ドラッグ型コンビニを3年後には500店に広げる計画だ。日経MJ 1/30号より
ドラッグストア。たしかにセブンはやってないので差別化は図れそうですね。コンビニ業界の熾烈な競争ぶりが伝わってきます。
マルハニチロの調査でもコンビニに併設してほしいお店としてドラッグストアが1位に挙げられているのでニーズはありそうですね。ただ、僕自身がドラッグストアの利用頻度が高くなく、ドラッグストア=日用品が安いのイメージがあるので併設してもあまり嬉しいとは思いませんが。※ローソン玉塚社長は「価格は一般的なドラッグストアと同じ水準だが特売はしない」と述べています。
果たして吉と出るか凶と出るか…今後に注目です。
てか、投資に失敗したよ!って話
前回の記事、足使って現地確認(ハーフマラソン走った↑)したり、本部に問い合わせしたり、お店に電話で確認したりと過去の記事の中でもトップクラスの労力をかけたんですよ。
一時的にワーっと話題になるネタではなく、
徐々に店舗展開して見かける機会が増える→道産子が見たときに「てか、セイコーマートに似てね?」と思う→ググる→記事
という認知度に比例して流入が増えるシナリオを描いていたんですよ。それが1年で撤退って…時間返せー!って思いますよそりゃ。
まぁこんなときもあります。
めげずに書きます。